話し方で人を動かす
同じ内容を伝えるのでも、伝え方で変わってくる。伝える内容よりも、伝え方が大切と思わされる1冊だった。 なるほど!となる部分も多い。
[目次]
- 効果的な説得方法とは?
- 話し方の基本
- 相手の選択は誘導できる。
- ビジネスで使えるワザ
- その他
効果的な説得方法とは?
人を説得する時、論理的に説得しようとする必要はない。例えば、不倫をしている夫に向かって、「不倫は、〜だからいけないんだよ。」と言っても何の説得力もない。感情的に怒りを爆発させたほうが、夫も不倫をやめようとなりやすい。要するに、大切なのは論理的に説得するのが唯一の方法ではなく、時と場合に応じて説得の仕方を変えるということ。
話し方の基本
話し方の基本は以下の3つ
1.相手に合わせた話し方、自分の立場に合わせた話し方する。例えば、子供に話しかけるのなら子供に親しみやすいように話すなど、唯一の話し方をしない。
2.単純、明快、繰り返しは話し方の基本ルール
ただし、モノトーンで話しすぎて人を退屈させないように注意する。擬音語を使って表現するとより効果的。無味乾燥な言葉では退屈になり、生き生きとした会話ができなくなる。
3.比喩を上手く使う!
例えば、「毎年、砂漠が600万ヘクタール増加しています。」といわれるよりも、「毎年、砂漠が九州と四国を合わせた面積くらい増加しています。」と言われた方がイメージしやすい。如何に相手にイメージづけさせられるかを意識する。
相手の選択は誘導できる!
ランドリーコールマンの実験で裏付けされている事だが、新しい選択を加えると選択を誘導しやすくなる。例えば、子供に就職だけは選んで欲しくないと思う親は、大学進学か就職か、の2択じゃなく、大学進学か就職か留学かなどと聞くと、就職という選択肢が選ばれる確率は低くなる。
また、相手から感情的な回答が欲しければ、好きか嫌いかなど、感情についての意見を聞き、合理的な答えが欲しければ、理由を尋ねるような質問をする。
このように、質問の枠組みによって、相手の答えをある程度は誘導出来るようになる。よって、会議などの場において、議論がまとまらないのは、議長の質問の仕方が悪いのかもしれない。
ビジネスで使えるワザ
1.ある日、営業が上手くいかず、商材を全然売ることができないエドガーはレールカーネギーから指導を受ける。レールカーネギーは、「自分が興味のないものを勧めても言葉に実感がこもってない。熱意を伝える。ぐっと力を入れて、腹に。」と伝えた。熱意を込めて商品を売ろうとしている人の方が、そうでない人より商材が魅力的に見える。
2.人に客を紹介されたらすぐ会いにいく。高揚した声ではなせる。興奮してるうちにいける。
3.部下などに物事を頼む時は、「〜もってきてくれ!」とかじゃなくて、「‥だからもってきてくれ」というふうに糸を含めて説明すれば、相手を不快にさせなかったり、気を利かしてくれたりする。例えば、「倉庫からモップを持って来てくれ。」とだけ伝えられるより、「掃除をしたいからモップを持ってきてくれ。」と伝えられた方が、もし倉庫にモップがなかった場合、何か代用品を持ってきてくれる可能性は高くなる。
4.部下に何かを頑張新兵を鍛える鬼軍曹、さんじょうで死んで欲しくないこら、と言えば相手もそのぎびしいのにたえる。
その他
何事も思い込み。自分は賢いと思って本読んだらどんどん内容入ってくるように、話す時も自分の話が面白いと信じて話した方が良いり
相手がはづかしいことをした時物事を頼む絶好のチャンス。あとは、相手が幸せそうな時。難しい仕事おえたあととか。
他人に迷惑をかけた人はどこかで心のどこかに償いたいとおもう。
権威に人は屈服する。みんな医者の言うこと聞く。白衣きると、相手は言うことをききやすくなる、白衣効果という。
普通の服装でも気をつける。低い声でゆっくり話せば、権威を感じさせられる。
説明する時は人に鮮明にイメージをさせる。業界の人にとっては当たり前でも普通の人ではそうでないときもある。常に相手に話の内容が伝わっているかを確認しながら話をすすめる。